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2015年6月15日 (月)

大橋佐平と新潟

    大正中期に15大雑誌をはじめ書籍も学術書、文芸書から婦人書、児童書まで幅広く発行し、出版王国・博文館時代を築きあげた創業者の大橋佐平(1835-1901)は新潟県長岡の生まれ。創業は明治20年で、社名の「博文」とは明治の元勲伊藤博文の名声に因んだものである。また出版取次の東京堂、印刷の博文館印刷(のとの共同印刷)、洋紙の博進社、通信社の草分け内外通信社など多くの事業を興した。明治36年6月15日、大橋佐平の遺志により、大橋図書館が設立された。東京における最初の私立図書館(現・三康図書館)である。

    ところで日本の出版界を築きあげた人には新潟県の出身者が多い。実業之日本社の増田義一(1869-1949)は中頸城郡板倉村(現・板倉町)、研究社の小酒井五一郎(1881-1962)は長岡市、ダイヤモンド社の石山賢吉(1882-1964)は西蒲原郡曽根町である。また神田神保町の一誠堂書店、小宮山書店、書泉グランデ、一心堂書店の創業の書店主は新潟県出身者だった。(参考文献:坪谷善四郎「大橋佐平翁伝」昭和7年、「大橋図書館四十年史」 昭和17年、 梅山糺編「増田義一追懐録」 昭和25年、石山賢吉「回顧七十年」昭和33年)

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