奈良という地名の由来
日韓国交正常化から50年を迎えた。しかし米AP通信は、「50年が過ぎても日本と韓国は友人になれずにいる」という記事を掲載している。歴史的にみると日本と朝鮮半島とのつながりは深い。三輪山のふもと奈良県桜井市にある纒向遺蹟からは邪馬台国のものと思われる宮殿跡や遺品が発見されている。一説では「奈良」は朝鮮語NARA(国という意味)から来ていると説く学者がいる。「奈良」は本来、「那羅」「平城」と漢字で書かれていた。JR大和路線の木津駅と奈良駅との間に平城山駅がある。「平城」は「平らにすること」をいう。ならす(平す)と同じ意味で、緩やかな傾斜の平らな土地を表したと考えられる。「城」は当時、中国の北魏に「平城」という都があったので、「ナラ」を漢字2文字で「平城(なら)」と読ませるようになったのであろう。
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