アルファベットの起源
アルファベットという語は、ギリシア文字の最初の2文字α、βの読み方であるアルファ、ベータに由来する。Aはエジプト文字では雄牛の頭をあらわす。これがフェニキアの「アレフ」になり、ギリシア文字の「アルファ」になり、ラテン文字の「A」になった。近年の考古学成果によると、アルファベットの起源は古代エジプトよりも古く、シリア地方に見られる。アレッポ東部のウンム・エル・マッラ遺跡で紀元前2400年頃のアルファベット文字らしきものが発見されている。
Bはエジプト文字では「小屋」をあらす。これがフェニキアの「ベート」になり、ギリシア文字の「ベータ」、ラテン文字の「B」になった。
hierglyph
エジプト文字
3000BC
フェニキア文字
1200BC
ギリシア文字
600BC
ラテン文字
114AD
« 身の回りの英単語「顔」 | トップページ | 花火の反対語は? »
はじめまして、児童書を製作している編集プロダクション、オフィス303の鬼塚と申します。
只今「記号とマーク」という5巻セットを製作しています。
巻末のコラム「文字はどうやって生まれたの?」に、「A」の文字の起源をあらわす図を掲載したいのですが、こちらのブログで参考になるものを見つけました。このページにある図のデータは、どちらへ問い合わせれば入手できるでしょうか。
またはこちらのブログからお借りすることは、可能でしょうか? 本は小峰書店から発行する3年生向けの図書館専用本です。入稿がせまっておりまして、恐れ入りますが、もしよろしければ教えて下さいませ。
投稿: 鬼塚夏海 | 2017年1月 6日 (金) 18時05分
アルファベット「A」がエジプトの象形文字、雄牛の頭から発達したことは広く知られていますが、この図版では古代文字の変遷が一目瞭然にわかります。出典はWendll Hallという人が書いた「The Origin of our Alphabet」です。もちろん私には著作権はありませんので、出版にはそちらへ問い合わせてください。
投稿: ケペル | 2017年1月 6日 (金) 19時02分