花火の反対語は?
反対語を国語の授業で取り扱うようになったのは、おそらく戦後からであろう。最初の「反対語辞典」塩田紀和・中村一男編が刊行されたのは1957年のことである。これら反対語辞典では、「善」に対する「悪」、「陰」に対する「陽」、「未来」に対する「過去」のように一定不変の反対語もあれば、「昼」と「夜」、「春」と「秋」などの対照語、関連語も広く「反対語」に含めて扱われることが多い。
ある小学校では国語力を高めるユニークな授業が行われている。例えば、「めがね」の反対語を「コンタクト」、「百貨店」の反対語を「コンビニ」と答えたりする。本当は反対語ではなく、対象語あるいは関連語であるが、自作の反対語を考えることで、語彙が豊かになり表現力が向上する。では、「花火の反対語は?」
花火⇔ろうそく、観点:人の心を騒がすものと落ち着かせるもの
花火⇔スポーツの試合、観点:すべての客を楽しませるものと、客の半数を楽しませるもの
花火⇔爆弾、観点:人を楽しませる火と悲しませる火
花火⇔飛行機雲、観点:一瞬で空から消えるものと、なかなか消えずに空に残るもの
花火⇔イルミネーション、観点:断続的な光か、連続的な光か
では、ケペルの新作。「豆腐の角に頭ぶつけて死ね」の反対語は、「胸の谷間に埋もれて眠れ」
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