クレヨンの歴史
初期のクレヨン エドウィン・ビニー(左)、ハロルド・スミス(右)
だれでも幼い頃、クレヨンで絵を描いた思い出があるだろう。どんなに老人でも小さいときには既にクレヨンは販売されていたはずだ。クレヨン(crayon)とは本来、フランス語で、鉛筆一般を指していた。起源は古代ギリシャには顔料とロウを練り合わせた絵の具があり、アンコスチック enkaustick と呼ばれていた。19世紀末、フランスのパステル画家が紙に直接描ける棒状絵の具を試作し、クレヨンコンテ社がこれをクレヨンの名で発表した。児童用のクレヨンを発売したのは米ニューヨークのBINNEY & SMITH 社である。1900年ころcrayola crayon boxを発売。1904年のセントルイス万国博覧会で金賞受賞した。これを手本に日本でも1921年国産品を製作、1926年にはクレヨンよりも柔らかいクレパスを発明、「サクラクレパス」として広く使われた。(keyword;Edwin Binney(1866-1934)、Harold Smith )
« 「パッチ」は将棋でいえば桂馬!? | トップページ | 寺田望南の蔵書印 »
「世界史」カテゴリの記事
- ロマノフ朝、始まる(2019.02.21)
- 人類進化と文明への歩み(2019.02.20)
- 北京原人は火を使用しなかった!?(異説世界史)(2019.02.19)
- 世界で最初に運転免許証が発行された国はどこ?(2019.02.19)
- 万里の長城(2019.02.18)
コメント