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2015年4月 5日 (日)

百科事典の終焉

Photo_2   英単語encyclopedia は encyclopaediaともつづる。百科事典の代名詞で、240年余りの歴史を誇る英語の「ブリタニカ百科事典」の出版中止が2012年3月中旬決定した。販売元のエンサイクロぺディア・ブリタニカでは電子版への完全移行に向け、現行の2010年版(全32巻)を在庫限りとして、1395ドル(約11万4000円)で販売している。

    インターネットの普及によって、大部な百科事典は家庭には無用の長物となった。だが研究者や図書館にはやはり必要だろう。インターネットの世界の情報は日々に更新されるが、図書はその時代の考えや思想が反映されるので古くなるほど歴史資料として価値がででくる。古い事典、辞典は貴重である。実際にレファレンスに携わってきた者は誰しも感じることだろうが、refernceは容易な仕事ではない。その容易でないことを痛感するのは、解答を与えるとき、これで正しい解答であったどうかということと、解答が手際よく、正解な解答が迅速になされたかどうか、これが常につきまとう不安である。現代はだれでもがパソコンから検索して必要な情報を得ることができる時代になった。これらのノウハウの多くは図書館情報学の分野で研究されてきた学者と実務家との経験が基礎になっていると感じている。つまり現場を踏まえての実学があるから参考業務が存在価値がある。インターネットの時代であろうと百科事典が消滅しようと、専門的な職員の必要性は永遠に変わらない。

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