世界の公衆トイレ事情
古代ローマは、歴史上もっともトイレが完備していた。各家庭のトイレは水洗で、ローマ市内には公衆トイレが144ヵ所もあった。だが帝国財政が厳しくなってきた。ヴェスパシアヌス帝(AD9-79)は紀元74年、トイレ税を課した。これは悪評で、イタリアでは今でも、公衆トイレのことを彼の名前で「ヴェスパシアーノ」とからかって使っている。ただし、トイレ税は使用者から料金を徴収するのではなく、集めた尿を有料で販売したのである。当時、羊毛から油分を洗い流すために、人間の尿が使われていたから。
世界には、さまざまなトイレのスタイルがある。なかにはとても落ち着いて用を足せないようなトイレもみられる。vespasiano
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