無料ブログはココログ

« 将棋の歴史 | トップページ | 江戸時代の書肆 »

2015年4月26日 (日)

ユーラシアの地名の由来は?

Naba7

   ユーラシアはヨーロッパとアジアを合わせた領域である。近年、国家やヨーロッパ(西洋)やアジア(東洋)という既存の枠組みではなく、世界をより広くグローバルに捉えるために「ユーラシア」という地理的概念はさかんに用いられている。

    このヨーロッパ(Euro)とアジア(Asia)とをあわせたユーラシア(Eurasia)という地名を作ったのは誰であろうか。19世紀ドイツの地理学者ロイヒが『地理学手引』(1858年)の中で初めて用いられたといわれるが詳しいことはわからない。20世紀初頭には欧州の学者でアジア植民地拡大のなかで「ユーラシア」という言葉が盛んに使われだした。イギリスの地理学者ハルフォード・マッキンダー(1861-1947)は「デモクラシーの理想と現実」(1919年)のなかでハートランド論を唱え、ユーラシアを基点とした国際関係の力学を地理的に分析した。

1220071    日本でも1940年代から「ユウラシア」という用語が一般的にみられる。松川二郎著「中・西アジア地政治誌」(1942年)「トルコ国民性のユウラシア的性格」という1章がみられる。当初は地政学で使われたが、地理・歴史学で使われたのは騎馬民族説で有名な江上波夫の「ユウラシア古代北方文化」(1949年)である。最も古い使用例として、1925年の工藤暢須「重要問題人文地理学解説」に36回「ユーラシア大陸に於ける現住民に就き其の主要なる種類の分布を述べよ」とある。つまり大正末期にはすでに地理用語として「ユーラシア」は使われていたことが明らかである。工藤暢須(1896-1959)は戦前・戦後の地理学者。(参考:辻原康夫「世界地理の雑学事典」 1991年)

« 将棋の歴史 | トップページ | 江戸時代の書肆 »

「スポーツ」カテゴリの記事

コメント

そうか・・・相撲界はユーラシア勢が大活躍・・・・
日本人はひ弱になっちゃたか・・
さびしいっつ・・・

ヾ(.;.;゚Д゚)ノ

ケベル先生には参りました。

疑問何にでも持つ精神ですね。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 将棋の歴史 | トップページ | 江戸時代の書肆 »

最近のトラックバック

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31