ボンヌ図法はボンヌが考案者ではない
中学地理で投影法(図法)の話はなかなか難しい箇所である。地図は球面を平面に表すのであるから、正積・正距離・正角・正方位・正形の5つの条件をすべて満足させることは不可能である。したがって、目的によってそれぞれの地図を使用することになる。成立の古い順に紹介すると、メルカトル図法(1569年)、ボンヌ図法(1752年)、モルワイデ図法(1805年)、サンソン図法、グード図法(1925年)、エッケルト図法、ハンメル図法などがある。これらの名称は考案者の名前に由来するが、実はボンヌ図法だけは例外である。古い教科書や参考書には「フランス人ボンヌが、1752年に考案した」と説明されることが多い。実際はリコベール・ボンヌ(1725-1795)がこの図法を発明したわけではなく、彼が用いたことでよく知られるようになったのである。Rigobert Bonne
« 「ア」で始まる文学作品(書名の五十音順) | トップページ | 松陰の「志」ということ »
「地理」カテゴリの記事
- ローカル路線バス乗り継ぎの旅から学ぶ(2025.12.28)
- 瑠橡川(2025.10.09)
- 日本で唯一のカタカナ市名(2025.09.28)
- 北海道の森町はなぜ「まち」と読む?(2025.09.28)
- 到達不能極(2025.09.29)



コメント