「カピバラ」が危ない!
連続クイズ・ホールドオンの問題。「大きいものは体重60キロにも及ぶ世界最大のネズミ目の動物。南米に生息する生き物は何でしょうか」 南米アマゾン川沿に棲むカピバラ。げっ歯目カピバラ科。和名はオニテンジクネズミ(鬼天竺鼠)。とてもかわいくて動物園の人気者。お風呂が大好き。「カピバラ」とはグアラニー語の「草原の主」という意味で、それがスペイン語に転訛されて、18世紀ころからCapibaraと呼ばれるようになった。日本に最初に来たのは、1964年のことで、山口県の徳山動物園と鹿児島の動物園。1961年の「国民百科事典」にも「カピバラ」の項目はなかったので、ほとんど無名の動物だった。当初、食肉用としての可能性が研究されたが、1980年代になると事典にも載るようになり、2003年にクレーンゲームの商品としてカピバラのぬいぐるみが作られたことからその知名度が一気に高まった。現在、ペットとしても1頭50万円程度で販売されている。南アメリカではカピバラ人気に便乗して、需要が高まったカピバラを密猟で販売する悪質なブローカーも出現している。(capybara)
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