「ア」で始まる文学作品(書名の五十音順)
広辞苑で五十音順排列で最初に採録されている文学作品は「アーサー王物語」King Arther (9世紀頃か?)。カタカナの長音符は無視して配列すると、世界文芸辞典(1959年)ではソフォクレスの「アイアス」Aiasである。前5世頃に成立し、現存する作品で最古ものと考えられる1つ。古代ローマの詩人ウェルギリウス作の長編叙事詩「アエネーイス」Aeneasは紀元前1世紀頃の作品。日本の作品では安岡章太郎の「愛玩」。
「ア」で始まるいちばん有名な作品はウォルター・スコットの「アイヴァンホー」(Ivanhoe,1819年)かもしれない。サクソン人とノルマン人の対立を取り入れた愛と正義の騎士物語。コンスタンの恋愛小説「アドルフ」(1816年)、スタンダール「赤と黒」(1830年)。
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