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2015年3月 1日 (日)

現在も残る「奇数吉、偶数凶」

 「ニンジャ・チアリーダー」(2008)を見ていると、リーダーの美女が「偶数はダメよ、奇数よ」と奇数に強く拘る。美女3人のパターンはチャーリーズ・エンジェルからの伝統で、験かつぎらしい。アメリカに奇数吉、偶数凶の思想が強いというが、日本にもある。結婚式のご祝儀に包む相場は2万円といわれるが、1万円札を2枚入れない。割れるという意味合いの数字が2人が別れてしまうことを連想させるから、1万円札1枚と5千円札2枚を入れて、合計3枚になるようにするほうが縁起がよい。

    イギリスのことわざに「三度目はみんなうまく行く」がある。日本にも「三度目の正直」「三度目は定の目」など同様のことわざがある。「七五三」の宮詣での風習も奇数信仰の一つであろう。

320x320_rect_2353700   ドジョウを暖簾に「どぜう」と表記するものいわれがある。江戸期、浅草の駒形屋の初代当主、越後屋助七の発案といわれ。ドジョウは泥鰌、鰌と書き、旧かなづかいでは「どぢやう」あるいは「どじやう」が正しいが、4文字では縁起が悪く、3枚の暖簾に書けないという理由から、発音の誓い「どぜう」の文字を文化3年(1806年)ころ用いた。老舗の名店がこの表記を採用したことから、幕末近くには江戸の町中の鰌屋はみなこの「どぜう」の文字を用いるようになった。江戸時代の商人が偶数を嫌い、3文字の「どぜう」にした奇数信仰は現在も続いている。

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