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2015年3月 7日 (土)

受領の貪欲

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 任国に赴く受領(因幡堂縁起絵巻)

   「今昔物語」に収められている話である。平安中期の天禄(970-973)の頃、信濃国司藤原陳忠(ふじわらのぶただ)は任期を終えて京へ戻る途上、誤って谷底へ転落してしまった。郎党たちが途方にくれていると、谷底から「籠に綱をつけて下ろせ」という陳忠の声がする。郎党たちが籠を下ろして引き上げたところ、籠には平茸が山盛りになっていた。陳忠は次に籠に乗って上がってきたが、その手にはやはり平茸が握られていた。陳忠が言うには、「平茸が生えていたので捨てておけず、手の届く限りを取ったのだ。まだ取り残しがあったのに、ひどく損をした気がする」と。受領は国司の別名で、遥任、重任の国司と区別して任地にあって政務をとる国司の最上席者。「今昔物語」には「受領は倒るる所に土を掴めとこそいえ」とその貪欲ぶりを伝えている。

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「日本史」カテゴリの記事

コメント

今日は。紀貫之の土佐日記をブログに書いていて、「受領」の解説画像と文章が必要になり、検索しました。
予定では、4月2日にアップしたく準備しています。
宜しくお願い致します。URLは下記です。
http://ameblo.jp/k1rms/

光源氏様。閲覧して下さりありがとうございます。記事の引用はOKです。画像「因幡堂縁起絵巻」は国宝で東京国立博物館が所蔵しているらしく、探してください。

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