姓と名の区別が紛らわしい人名
タモリは女優の余貴美子がゲストのとき、「余貴 美子(よき よしこ)」だと思っていたと発言している。「なだいなだ」など姓と名の区切りがややこしい人名がある。一般には「なだ・いなだ」とされている。ペンネームはスペイン語「nada y nada(何もなくて・何もしない)」の意。つまり「なだ・い・なだ」で姓名の区別はなく、全部が1つの名前である。江戸後期の国学者、塙保己一は著名なので間違う人はいないが、知らないと姓と名との区別が分からない。塙(はなわ)保己一(ほきいち)である。「漢語の語源ものがたり」の著者、諏訪原研は、「諏訪」さんではなく、「諏訪原」さん。児童文学作家の二反長半(にたんおさ・なかば)。安良城紅(あらしろ・べに)。女優の仲里依紗((なか・りいさ)未だに「仲里様」の宛名の郵便物がくるという。演歌歌手の「あさみちゆき」は「あさみ・ちゆき」である。
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