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2015年3月20日 (金)

篠田一士の「日本の近代小説」論

   文芸評論家の篠田一士の代表的著作は「日本の近代小説」(1973年)ではないだろうか。篠田はこの著書において有島武郎「或る女」を日本の近代小説の中で最高位としている。

「有島武郎の小説「或る女」を、私は日本の長篇小説のなかの中心的作品の一つと考えている。日本近代文学のなかで長篇小説もすでにかなりの数に上っているが、二葉亭四迷の「浮雲」から島崎藤村の「破戒」「家」、田山花袋の「田舎教師」も、夏目漱石の「道草」「明暗」などと数えて来ても、私は有島武郎の「或る女」がやはりそれらのすぐれた作品群のなかでも、一頭地を抜いて、しっかりとその姿をこの日本のなかに、示しているのを見るのである。

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