ため口
ドラマなどを見ていると、「ため口をいうな」という言葉をしばしば耳にする。「ため口」とは比較的新しい言葉で戦後のようである。「ため」とは、博打用語で「ぞろ目(同目)}をさした語。「どうめ→とうめ→ため」と変遷し、タメ口となる。1960年代から、不良少年の隠語として「五分五分」の意味で使われるようになり、「対等」や「同じ」という意味も表わすようになった。そのため、敬語を用いず同じ年の相手に話すような口のきき方を「タメ口」と言うようになった。韓国社会では日本語以上に人間関係によって言葉遣いが異なるので、敬語で話すか、タメ口(パンマル)で話すか、気をつけなければならない。
« 暴君と寵妃 | トップページ | 古池や蛙飛びこむ水の音 »
コメント