岡山県美作市今岡の智頭急行智頭線に「宮本武蔵駅」(平成6年12月開業)という無人駅がある。駅名は、付近に武蔵の生誕地伝承があることから命名された。
ご存じのように、武蔵の出生の場所については3つが知られている。兵庫県の高砂市と太子町(以上が播磨説)、それに岡山県の美作市大原(作州説)である。「五輪書」で武蔵は、「生国は播磨の武士新免武蔵守藤原の玄信・・・・」とある。ところが新免家は播州になく、まざれもなく作州に住んだ一族である。なぜ武蔵が生国を播州と記したのか。それは播州のほうが通りがよかったからと考えれている。現在では、岡山県美作で生まれたとする通説の方が広く知られているようである。
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