消えたハーモニカ
最近、学校であまり見かけなくなったもの。鉛筆を削るボンナイフ。校庭を走るブルマ姿の女子。理科室のアルコール・ランプ。図書室の代本板。ベルマークの回収箱。彫刻刀とバレン。校庭裏の百葉箱と焼却炉。そしてハーモニカを吹く子どもの姿も見なくなった。むかしは小学校の音楽教材だったが、いまでは鍵盤ハーモニカに取って代わられたからだろう。ハーモニカの発明者は諸説あるが、ドイツのクリスチャン・フリードリッヒ・ルードヴィッヒ・ブッシュマン(1805-1864)が有力である。彼はアコーディオンの発明者としても知られている。1821年、16歳のとき、オルガンの調律用に鉄製リードを付けた笛を作ったのが始まりと考えられる。
画像はアメリカのイラストレーター、ジョージ・ベンジャミン・ラックスの「ハーモニカを演奏する少年」(Christian Friedrich Ludwing Buschman,Gerge Benjamin Luks,harmonica)
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