明治期の群馬県庁移転問題
群馬県の中央部よりやや南に位置し、利根川の両岸地域をはさんで高崎市と前橋市がある。不思議なことに県庁所在地である前橋市には新幹線の駅がない。昔から交通の要所は高崎だった。廃藩置県により1871年に誕生した群馬県の県庁は当初、高崎に置かれた。しかし当時の高崎には県庁舎となりうる建物がないため、前橋城内の建物を仮庁舎として使用することとなった。県令の楫取素彦は、住民に対して「県庁移転はあくまで一時的なもの」と説明したが、1881年正式に前橋に県庁を置くことが決まり、ついに県庁が高崎に返ることはなかった。
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