西宮「蓬莱峡」
昨夜テレビで「内海の輪」を観た。将来を嘱望された考古学者の江村宗三(滝田栄)が不倫相手の西田美奈子(宇津宮雅代)を殺害。完璧にみえた完全犯罪もネーム入りのライターから露見する。原作は「黒の様式」第6話の「霧笛の街」。小説は読んでいないが、ドラマでは西宮と宝塚との境にある蓬莱峡がでてくる。地元では有名な場所で花こう岩の奇岩がある。それほど高くはないので、登山家でなくても初心者でも楽しめる。松本清張がここを本当に訪れたかは知らない。彼が晩年に芦屋ルナ・ホールで講演があったとき、突如、車の運転手に「六麓荘をみたい」と注文して、車で市内を案内した。最後まで創作への執念は衰えていなかった。ドラマは岩下志麻の松竹映画とは、かなり異なる設定である。ホリプロの岡まゆみは「赤い運命」から大映テレビと縁があり、宇津宮雅代も現役で頑張っている。西田美奈子が高所恐怖症というのがポイントか。写真で見る蓬莱峡は、のこぎり状のそそり立つ岩山のように見えて断崖は一見険しそうだが、この斜面を数十メートルすべり落ちても、擦り傷程度で死ぬのかな?といった身近なハイキング・コース。
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