賢后衛子夫
中国宮廷ドラマ「賢后衛子夫」全47話がCSで放送される。王珞丹(ワン・ルオタン)主演。漢王朝最盛期の武帝から寵愛を受け、奴婢として生きながら、ついには皇后となった衛子夫人の物語は、「中国版トンイ」と宣伝されているが、トンイより歴史人物としては衛子夫のほうがずっと著名である。中国劇や映画で「漢武帝夢會衛夫人」が知られる。衛子夫は、父がだれなのか、名さえ不明である。かの匈奴討伐で名高い大将軍、衛青とは父を異にする姉にあたる。衛青の父の名は鄭季(ていき)であり、衛子夫の父も鄭季とする説もあるらしい。ともかく武帝の姉である平陽公主の下女をしていたが、ある宴席で武帝の見初められて後宮に入ることになる。武帝にはすでに陳皇后という正室がいるが、世継ぎができず、側室の衛子夫には3人の子(諸邑公主、陽石公主、劉拠(戻太子)が生まれ、武帝の寵愛を受けることとなるが、前91年、巫蠱の獄により自殺する。
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