ピアノが黒いのはなぜ?
日本に初めてピアノが来たのは、1823年のことで、シーボルトが来日したときピアノを持参したといわれる。
ピアノは1709年、イタリア・パドヴァの楽器の修復家バルトロメオ・クリストフォリ・ディ・フランチェスコ(1655-1731)が発明した。しかし18世紀後半のフランスではピアノはクリストフォリではなく、ゴットフリート・ジルバーマン(1683-1753)が発明されたと考えられた。ジルバーマンはピアノの歴史にとって重要な人物ではあるが、その設計は完全にクリストフォリに基づくことが明らかとなった。クリストフォリが製作したピアノが3台現存するが、1726年製作のピアノは、現代ピアノが有する特徴をすべて備えている。ヨーロッパでは木目を生かした茶色が主流であったが、明治になって国産のピアノが生産されるようになって、日本のジメジメした気候のため黒い漆塗りの技法が採用され、その後世界でも黒いピアノが普及していった。( keyword;Bartolomeo Cristofori di Francesco,Gottfried Silbermann )
« ハイヒールの歴史 | トップページ | 毛利元就「三矢の訓え」(さんしのおしえ)は作り話か!? »
「音楽」カテゴリの記事
- クリフォード・ブラウン(2024.04.27)
- 佐川満男さんを悼む(2024.04.20)
- オリーブの首飾り(2024.03.28)
- ビージー・アデール(2021.12.11)
- Emi Fujita(2021.12.06)
コメント