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2015年1月 5日 (月)

ピアノが黒いのはなぜ?

Cristofori_150  日本に初めてピアノが来たのは、1823年のことで、シーボルトが来日したときピアノを持参したといわれる。 

   ピアノは1709年、イタリア・パドヴァの楽器の修復家バルトロメオ・クリストフォリ・ディ・フランチェスコ(1655-1731)が発明した。しかし18世紀後半のフランスではピアノはクリストフォリではなく、ゴットフリート・ジルバーマン(1683-1753)が発明されたと考えられた。ジルバーマンはピアノの歴史にとって重要な人物ではあるが、その設計は完全にクリストフォリに基づくことが明らかとなった。クリストフォリが製作したピアノが3台現存するが、1726年製作のピアノは、現代ピアノが有する特徴をすべて備えている。ヨーロッパでは木目を生かした茶色が主流であったが、明治になって国産のピアノが生産されるようになって、日本のジメジメした気候のため黒い漆塗りの技法が採用され、その後世界でも黒いピアノが普及していった。( keyword;Bartolomeo Cristofori di Francesco,Gottfried Silbermann )

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