奈良市西紀寺町に崇道天皇社がある。崇道天皇とは光仁天皇の皇子、早良親王の追号である。早良親王は反桓武天皇の中心勢力で、藤原種継暗殺事件に関係ありとされ、淡路に配流される途中で自害した。その後、都に悪疫が流行したり、桓武天皇の夫人藤原旅子が死去し、桓武天皇の母、皇后も相次いで亡くなった。陰陽師によると、これらはみな親王の崇りであるとして、桓武天皇は怨霊を鎮めるために親王に「崇道天皇」の追号を贈り、この神社に祀ったのである。桓武天皇は長岡京を捨て、平安京へ移ったのは、早良親王の祟りをおそれたためといわれている。
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