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待ち構えていたときに間に合わなかった場合に「遅かりし由良之助」という決め台詞がある。これは歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」に由来する言葉である。史実の大石内蔵助は国元の赤穂にいて、内匠頭切腹の悲報を受け取るが歌舞伎では、塩谷判官は切腹することになるが、ひたすらに由良之助の到着を待ちわびる。ようやく遅れて由良之助が駆けつけ2人は最後の対面をする。「やれ、由良之助、まちかねたわい」というセリフはあるが、どの台本を見ても「遅かりし由良之助」は見当たらない。この場面に酔いしれた観客の間で、いつしか生まれた言葉のようである。
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