アンタッチャブル
パン屋の息子としてシカゴに生まれたエリオット・ネス(1903-1957)は学校の成績も優秀で、義兄が捜査官(後のFBI)だったことから、シカゴの大学を卒業すると警察官になった。その後、義兄の紹介で、弱冠26歳でFBIの禁酒法秘密取締官「アンタッチャブル(手出し出来ない奴ら)のリーダーとなり、禁酒法を守るために敢然とアル・カポネに戦いを挑んで、2年半をかけて刑務所送りを果たした。アンタッチャブル解散後、1935年クリーブランド地方政府の治安本部長に就任するも、1942年に飲酒運転で当て逃げ事故を起こし辞任させられる。オスカー・フレイリーが彼の実伝を書いたが、この本が出版される直前にネスは心臓発作で亡くなった。
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