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2014年12月23日 (火)

日本の配膳法

Photo_2   わが国では、茶碗、箸、湯のみなど個人専用のものとみなす傾向がつよい。これらの食器は、持主の実存の象徴として扱われ、いまでも葬式のときに、出棺にあたって門口で個人の使っていた茶碗を割る風習は残っている。食事の配膳法は、世界的にみて、2つのタイプがある。一つは、料理を個人別の食器に分配してしまう「個別型」である。もう一つは、共用の食器に盛った料理をかこんで、ひとつの器に手をのばして食べる「共通型」である。時代劇をみれば明らかなように、わが国の伝統スタイルは個別型である。最近は、欧風スタイルをまねて、大きな皿にもって、みんなで必要な分だけをとる家庭もふえているようであるが、まだまだ学校給食、社員食堂、大宴会などみても、多くの場面で個別型が多くみられる。農村社会、近代的な自我は未成熟であったが、自分のものは自分で守るという、「一寸の虫にも五分の魂」という思考は根づいていたようである。

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