古代エジプトの椅子
椅子は、大昔からその形状がほとんど変化していない。もちろんそれに座れるのは絶対的な権力者のみであるが。ルーヴル美術館に古代エジプト新王国時代(前1550-前1069年頃)の館蔵品「椅子」がある。エジプトの英国領主であったヘンリー・ソールトが1819年から1824年にわたって収集した骨董品コレクションのひとつ。その後、1826年にルーヴル美術館が購入した。出所については何もわかっていない。新王国時代の古典的な様子の典型でありながら、この作例は、そのバランスや保存状態において卓越している。
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