無料ブログはココログ

« 人形の目線 | トップページ | バート・レイノルズ「キャノン・ボール」 »

2014年11月 2日 (日)

ゲーテ「愛の書」

  愛の書

書物の中の最も驚くべき本は

愛の書。

注意ぶかく読むと

喜びのページはまれで

全編みな悩み。

一章は別れが占め、

再会は、短い章で、

断片。悲しみの巻は

説明でひきのばされ、

はてなく、節度もない。

おお、ニザミよ。だが、しまいに、

おん身は正しい道を見つけた。

解き難いものを解くのはだれか。

再び相会う愛するふたり。

           *

まこと、わたしを見たのは、

わたしにキスしたのは、

あの目、あの口であった。

腰は狭く、胴はまるかった。

天国の快楽を受け入れるためのように。

あの人はあそこにいたのか。

どこに行ったのか。

まこと、あの人であった。あの人がそれを与えた。

逃げながら身を与え、

わたしの命をすっかり捕えた。

               高橋健二訳

 

Mt20

すばらしい人生を送りたいと思ったら、

過ぎ去ったことは気にせず、

腹もたてないよう努め

いつも現在をたのしみ、

とりわけ誰も憎まず、

先のことは神様にまかせること

           木原武一訳






 

« 人形の目線 | トップページ | バート・レイノルズ「キャノン・ボール」 »

「世界文学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 人形の目線 | トップページ | バート・レイノルズ「キャノン・ボール」 »

最近のトラックバック

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31