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2014年11月12日 (水)

松会本(しょうかいぼん)

Gp6786    江戸時代刻本の最古のものをいい、「まつえぼん」とも言う。松会三四郎は江戸出版業の初期(17世紀半ば)から享保年間(1716-1736) まで約200点を刊行した江戸の有力書肆。初め市郎兵衛と称し、延宝以降は三四郎と称した。元禄以後の「武鑑」に御書物師として記される如く、幕府御用を務めた。刊行書は「武鑑」と仏書、儒書、往来物、仮名草子などだが、仮名書きと挿絵を多く用いる点に特色があり、その絵入本は今日珍重される。菱川師宣を起用し、のちにその絵本類も刊行した。参考文献:「松会三四郎」柏崎順子 「言語文化32」 1995年、「松会三四郎 其2」柏崎順子 「言語文化45」 2008年

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