サンピエトロ大聖堂
ローマカトリックのもっとも重大な儀式がおこなわれるバチカンにあるサンピエトロ大聖堂の壮麗な建物を知らない人はいない。現在の建物は16世紀初めから17世紀にかけ建造されたもので、この聖堂の起源は313年コンスタンティヌス大帝時代にさかのぼる。当時は教皇の居所はラテラノにあり、14世紀後半、教皇の居所と聖庁がバチカンに置かれるようになり、サンピエトロ大聖堂に隣接して教皇の宮殿が建てられた。画像はコンスタンティヌス帝時代のバシリカ想像図。現在のサンピエトロ大聖堂の基礎石の設置式典が行われたのはユリウス2世の時代1506年4月18日である。貴重な歴史的コレクションが所蔵されているバチカン図書館は愛書家のシクストゥス4世の時代、1475年に創設された。
(Basilica di San Pietro in Vaticano、世界史)
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