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店屋の看板によくみかける「風来坊」という奇妙な言葉。意味は風のようにあっちへ行ったり、こっちへ来たり定まらない行動をする人をいう。いつ頃から使われ出したのか、明らかでないが、夏目漱石の「吾輩は猫である」に、「迷亭が無暗に風来坊のような珍語を挟むのと、主人が時々遠慮なく欠伸をするので、つい中途でやめて帰ってしまった」とあるから明治38年頃には存在していた。近世では「風来」「風来人」「風来者」の用例が見られる。「フーテン」や「プータロー」の語源も風来坊から。
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