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2014年10月21日 (火)

灯火親しむべし

20081025_l   読書推進運動協議会主催の「秋の読書運動」が10月27日から始まる。今年で第68回を重ねるが、第1回はまだ戦火の傷痕がいたるところに残っている1947年11月17日から開催された。それから60有余年、「読書週間」は日本の国民的行事として定着してきた。今年の標語は「めくるめぐる本の世界」、各地でさまざまな本に関する展示や行事が開かれている。

   なぜ秋と読書が結びついたのか?すでに1918年の読売新聞には「読書の秋」という表現が使われている(1918年9月21日付)から日本語としておよそ100年の歴史を経ている。それ以前から「灯火親しむの候」という時候のあいさつは定着していた。この故事は唐の詩人、韓愈が息子に贈った詩に由来する。

時 秋にして積雨霽(は)れ

新涼 郊墟に入る

燈火 稍 親しむべく

簡編巻舒すべし

降り続く長雨がやんで、空がすっきりと晴れ渡り、郊外の丘では、秋を感じさせる涼しさが感じられる。そんな秋の夜長は、明かりをつけて、そのもとで読書をするのに適した季節だ

韓愈は愛息に対して詩を贈って勉強を勤しむことを励ましたのである。ここから「灯火親しむべし」という語が生まれた。

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