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2014年10月21日 (火)

食と農業の世界地理

Cargilportoemsantarem   ブラジル、アマゾン川に面したサンタレンには巨大な輸出ターミナルがある。大量の大豆が保管できる貯蔵施設と、大型船が着岸できる積み出し港です。アメリカの巨大穀物商社が、莫大な資金力を生かし、大量のブラジル産大豆を買い占めるためこのターミナルを築いた。大豆の需要が伸びている背景には、13億人の胃袋を抱える中国の経済成長がある。かつて中国は大豆を輸出していたが、1996年を境に輸入国に転じ、またたく間に世界の大豆貿易量の4割を買い占めるまでになった。大豆は、中国の食の近代化を象徴する食料でする豊かになればなるほど、その消費量は増え、輸出に頼るようになる。高校講座「地理」講師・榊間好男、聞き手・香坂夏希。

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