大人の漢字力
PCやスマホで変換ばかりだと漢字が書けなくなる大人が増加している。小中学校で習う程度の日常的な漢字である。フジテレビのネプリーグの漢字問題。「生活」という字が書けない。「シュノウ会談」、みな「脳」が正しく書けない。大人で簡単な漢字が書けないと「ああ恥ずかしい」と思いきや、若い芸能人は笑って済ませて平気である。見た目が美しいということは幸いなり。
小学校時代、毎日の宿題は「百字練習帳」1ページ書くこと。翌朝、ノートを集めて先生が見て、またみんなに返す。これは日本全国共通だとずっと思っていた。「漢字練習で百字書くの大変だったよなぁ~」と家内に話すと、「百字帳って何?」。なんと昭和30年代「百字帳」があったのは神戸市だけらしい(ルーツは神戸市だが、その後、普及しいまでは他でも市販されている)。漢文を学び、中国史を専攻したのも基本は「百字帳」にあった。
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