「哀愁」と売春
「哀愁」(1940)はハリウッドの代表的恋愛映画として誰からも愛されてる作品である。ヴィヴィアン・リー、ロバート・テーラーの作品はリメイク版で1931年にメイ・クラークで映画化されている。大筋は戦時下、マイラはロイの帰りを待つが、戦死の報を聞き、生活に困って売春婦に身を落とす。だがロイは生きていた。それを恥じてマイラは自殺する。・・・未見ながらメイ版は甘美なロマンスのヴィヴィアン版とは大きく異なり、陰湿な暗い作品だそうだ。ロバート・シャーウッドの原作は二幕ものの戯曲で、夜霧のロンドンが舞台なのは、当時ペチコート・レーンと呼ばれて売春婦が多かったからである。約3000件の売春宿があり、8万人の売春婦がいたといわれる。
1890年頃のロンドン売春宿
日本では1970年に山口崇、那智わたるで「哀愁」(帝国劇場)を舞台上演している。
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山口崇さん、「大岡越前」の徳川吉宗役が懐かしいです。現在は家族で長唄の演奏会を開くほどの演奏家になっているそうですね。
投稿: | 2014年10月11日 (土) 19時47分