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2014年10月 1日 (水)

漱石と西洋美術

6b988d99   夏目漱石の小説には西洋絵画など新しい芸術に関する記述が多くみられる。文学の世界ではそれがどのような絵であるのか、読む者の想像でしかない。「夏目漱石の美術世界展」(2013年5月14日~7月7日)では現実には存在しない絵を当代の一流画家に再現させて、漱石の美的世界を楽しもうという趣向である。佐藤央育の「森の女」(推定試作)が展示作品中、とくに注目される。「三四郎」に登場する原口画伯は黒田清輝をモデルにしているといわれ、里見美禰子をモデルにしたこの絵は小説の主要なモチーフともいえる。

「三四郎」では三四郎と美禰子が上野の博物館へ、深見という画家の遺作展を訪れる。数多く展示された水彩画は地味ではあるが、筆致に滞りがなくさっぱりしていると三四郎は感じた。この深見画伯は浅井忠のことで、留学中の漱石と同宿したこともあり、親交があった。

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 浅井忠 「ベニス」 1902年 東京国立博物館蔵

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