いつか人間をテレポートできる日が来るのか?
量子テレポーションとは、量子力学の理論から導き出される「量子のもつれ」(エンタングルメント)と呼ぶ不思議な物理現象を利用することである。もつれ合った一対の量子は、片方の状態が決まると、瞬時に時空を超えてもう一方の状態を決定されるという。たとえば左右の手袋を1つずつケースに入れて、片方の手袋を東京に、もう片方の手袋を南極に置いておく。そうすると東京でケースを開けた途端、左手の手袋が入っていたとすると、南極のケースには右手が入っているということが開けなくてもわかる。この現象は当たり前のようだが、物理学上では、エンタングルメントという現象で、元々同時発生した物質には、相関性が生じる。アインシュタインはこの現象を科学的に説明できず、量子物理学そのものに疑問をもつたといわれる。なぜなら光速を超えるものは存在しないと言われていたからだ。光のスピードを超えて物質が干渉し合っている!?この量子力学のセオリーを利用できないだろうか。たとえば「スタートレック」にみられる物体の「瞬間移動」である。人間のテレポートをするのはまだまだ無理だが、近い将来的には物体のテレポートが可能になるかもしれない。
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「ザ・フライ」と「ザ・フライ 2世誕生」という2作品と映画が、瞬間移動の研究を題材にしていながら、人間の欲や醜さ、純粋さも描いて心に残ります。ただのゲテモノ映画になっていない展開が良いです。
投稿: | 2014年10月 6日 (月) 18時05分