雑学の基礎・基本「書誌研究」
「近代日本美術教育の研究」 金子一夫 中央公論美術出版 定価38000円 1992年刊行 818頁。本書は明治期美術教育の展開と各時期の特徴、さらに個別的な諸問題を実証的に明らかにしたものである。
「箸の文化史」 一色八郎(1922-1995)著 お茶の水書房 1990年 定価3914円 237頁
「日野草城伝」 伊丹啓子著 沖積舎 2000年 281頁 新興俳句を牽引して俳句の世界に、モダニズムを取り込み、病床にあった戦後は、境涯句により枯淡の境地を確立した日野草城の生涯を赤裸々に描く。
「古今和歌集全評釈 上中下」 片桐洋一 講談社 1998年 54000円
冷泉家秘蔵の藤原定家嘉禄2年自筆写本(国宝)を初めて底本に用いた研究書。普通の「古今集」に収録されていない「異歌本」21首を集成し初めて注釈。
野球における打撃の上達には、正確にバットの芯に当てる練習、トスバッティングが欠かせない。雑学研究における書誌情報の蓄積は、いわばトスバッティングのようなものだ。書名、著者名、出版社などを記録しておくことは資料を探す情報源として役立つ。
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