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2014年9月 9日 (火)

なぜイタリア女優が衰退したのか

Elisabettaegeorge1    戦後、アリダ・ヴァリ、ソフィア・ローレン、ジーナ・ロロブリジータ、シルヴァ・コシナ、クラウディア・カルディナーレ、ロザンヌ・スキャフィーノ、ヴィルナ・リージと国際派のイタリア女優が活躍した。60年代から70年代にかけてもステファニ・サンドレッリ、ラウラ・アントネリ、グロリア・グイダ、オルネラ・ムーティなどが脱ぎっぷりよく世界市場で活躍した。ところが80年代以降、イタリア映画の不振とともに女優たちもパッとしなくなった。イタリア料理やファッションが人気なのに、なぜイタリア女優は衰退したのか。

Neri04     現在イタリアを代表する女優といえばフランチェスカ・ネリ(左)、モニカ・ベルッチくらいで、彼女らもすでに50歳前後。「向かいの窓」のジョヴァンナ・メッツォジョルノが40歳。ジョージ・クルーニーの恋人エリザベッタ・カナリス(35歳)やアレッシア・ピオヴァン(33歳)という女優もいるがゴシップ欄をにぎわすだけである。新人ジュリア・エレッタの映画も日本では公開されない。映画誕生とともに女性中心の映画が生まれたのはイタリアといわれている。オペラの伝統からディーバ(女神)と呼ぶ。ディーバ第1号はフランチェスカ・ベルティーニ、そしてマリア・ヤビニが1920年代に活躍する。やはり1970年代からのポルノ作品の傾向が強すぎることがあげられる。 diva

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 フランチェスカ・ベルティーニ

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  マリア・ヤコビニ

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「無防備都市」アンナ・マニヤーナ 1945年

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「カビリアの夜」ジュリエッタ・マッシーナ 1956年

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「鞄を持った女」クラウディア・カルディナーレ 1961年

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「愛すれど哀しく」オッタビア・ピッコロ 1971年

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「尼僧白書」エヴァ・グリマルディ  1986年

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「マレーナ」モニカ・ベルッチ 2000年

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ジョヴァンナ・メッツォジョルノ

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「恋するショコラ」ヴィオランテ・プラシド 2007年

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「ローマ、恋のビフォーアフター」アンナ・フォリエッタ 2011年

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「ローマでアモーレ」アレッサンドラ・マストロナルディ 2012年

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