地理地名こぼれ話
1999年から2006年までの市町村合併を「平成の大合併」という。合併により効率的な行政運営を行うことがその理由である。だが昔からの伝統ある地名が消えたという話もよく聞かれる。清水の次郎長こと山本長五郎の生家がある清水市は2003年の合併で静岡市清水区になっている。ヤクザの親分の名前が一番有名なことがやはり不味いのだろうか。1963年に起きた波崎事件。忌まわしい事件の過去を消すかのように波崎町は2005年に神栖市の編入され地名は消えた。このように事件や事故のせいである地名が消えていくことは多い。オウム真理教の事件により知れ渡った山梨県上九一色村も2006年分割され、甲府市と富士河口湖町に編入され、その地名は消えた。
平成の大合併により地図帳の50音別索引も大きく変動した。これまでトップは秋穂町(山口県)だったが相生市(兵庫県)になった。ラストは和良村(岐阜県)だったが蕨市(埼玉県)になる。
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