消えた戦前派歌手
昭和の懐メロブームの頃に始まった夏の紅白といわれる「思い出のメロディー」も今年で46回を数えた。むかしは藤山一郎、霧島昇、淡谷のり子など戦前派歌手が中心的存在であったが、昨夜の番組では戦前派はみな故人となり、一人もいなくなっていた。最高齢が「柿の木坂の家」の青木光一88歳。デビューは1950年「若い嵐」である。「月がとっても青いから」の菅原都々子86歳は10歳のとき古賀久子の名前で「お父さんの歌時計」(1937)でデビューしているが、戦後の印象が強い。昨年4月に田端義夫が死去し、戦前派歌手は消えた。
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