戦前、歯磨粉は缶か瓶入りの粉だった。歯ブラシを水でぬらして、歯磨き粉をつける。記憶では、昭和30年代後半に粉歯磨きからチューブ入り練り歯磨きになる。そして昭和50年ごろから、金属製のチューブからラミネートチューブという柔らかい材質に変わっていく。しかし社史などを調べると、サンスターの金田邦夫は自転車用ゴム糊を入れた金属チューブの技術を活かし、1946年「サンスター歯磨第一号」をすでに発売している。歯磨きの大手、ライオンなど缶入りが主流だったので、チューブ入り歯磨きが一般に広まるには期日を要したのである。
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