砂時計の発明家リウトプランド
砂時計はいつ頃、どこで生れたのか明らかではない。おそらく中世初期のころに現在みられるような形の砂時計が生れたものであろう。記録によると西暦8世紀のフランス、シャルトル大聖堂で奉仕するリウトプランドが発明したとされている。砂時計は英語で sandglass だが、むかしの砂時計は通常1時間を計測するもので hourglass (時のガラス)と呼ばれた。
中世において発達し、イタリアのシエナの画家アンブロージョ・ロレンツェッティ(1290-1348)のフレスコ画「良い政治の寓話」(1338年)には砂時計が描かれている。砂時計は大航海時代は重要な計測装置であったし、教会などにおいて奉仕活動や説教用にとても重宝な装置であった。
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