ヌーボーとした男
知っているようで知らない「西洋」からきた言葉がある。人の行動や性格がつかみどころのないさまを、「ヌーボーとした」という形容が使われる。語源はフランス語の「アール・ヌーボー」である。アール・ヌーボーとは19世紀末にヨーロッパで花開いた新しい装飾芸術。この新芸術、さっそく日本にも上陸したが、さっぱりとらえどころがない。そこで、「新しい」という意味とは無関係に、「ヌーボーとした男」などと使われるようになった。
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