富士山に魅せられた人々
古えより富士山は神聖な山と考えられていた。富士山を初めて登ったのは聖徳太子という伝説がある。「万葉集」には山部赤人の歌が詠まれている。一般の人が富士登山をするのがブームとなるのは江戸時代から。しかし女人禁制で、女性は2合目までだった。1832年、富士講の大行者、小谷三志に伴なわれて、江戸深川生れの高山たつ(1813-1876)が女性で初めて富士山の登頂に成功した。女性の富士登山が許されるのは、それから40年後の1872年のことである。
外国人で初めて富士山に登ったのはイギリス大使オールコックで1860年9月11日のことである。1895年冬、気象学者野中到の妻、野中千代子(1871-1923)は女性初の富士山の冬季登頂に成功している。(NHK「歴史秘話ヒストリア」富士山に魅せられて日本一の名峰を巡る人々の物語)
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