大関カド番とは
大関琴奨菊が名古屋場所(13日初日)で3度目のカド番を迎える。大関は2場所連続で負け越すと、関脇に陥落する(1969年7月場所から)。ただし、関脇陥落場所で10勝以上を挙げると大関に復帰するという特例もある。
この「カド番」とは何か?囲碁・将棋で「何番勝負」を行うとき「これで勝負が決まる」という大詰の勝負の局番を「角番」という。これが大相撲の語源である。新聞などで表記されるときは分かりやすく「カド番」と記されることが多い。
もともと昭和初年から2場所負け越しで大関陥落の制度は定着していたが、1955年に年6場所が実施されたとき、3場所連続負け越しで陥落すると定められた。しかし、これでは甘過ぎるという意見もあり、1969年から現行にように変更された。カド番回数のワースト記録は千代大海の14回。
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