オールコックの富士登山
1860年9月、イギリス大使ラザフォード・オールコック(1809-1897)ら8名のイギリス人が外国人で初めて富士山に登山し、9月11日に富士山の山頂を登りつめた。登山の後に熱海の温泉が気に入り、2週間滞在している。8名の名前を記す。ラザフォード・オールコック、リチャード・ユースデン、アベル・A・J・ガワー、L・フレッチャー、J・マクドナルド、ロビンソン、ヴィーチ、エドワード・バーリングトン・デ・フォンブランク。
富士山は静岡県と山梨県にまたがり、長く裾を引く秀麗な山容や高く清い姿から、いにしえより多くの歌に詠まれてきている、日本でもっとも高い(標高3776m)コニーデ型の火山。(山頂付近が静岡県か、山梨県なのかは、はっきりと決まっていない)。富士山の南側と北側とでは気象条件が異なるため、植生分布には独特なものがあります。富士山の森林限界は2400~2500mだが、高山でみられるようなハイマツはなく、カラマツ、ヒメコマツなどが低く生えている。また、高山植物も種類が少ないが、御中道付近の林にはハクサンシャクナゲやコケモモが見られる。山麓には針葉樹の広大な樹海が広がり、ツガ、ヒノキ、ウラジロモミ、ハリモミなどが多く見られる。初秋には溶岩が露出した荒れ地にフジアザミが咲く。動物は、青木ヶ原などの原生林でツキノワグマやキツネ・ヒメネズミ、大沢あたりでカモシカなどを見かける。鳥類は豊富で、キジ、イワヒバリ、ホトトギス、ヒヨドリ、ホオジロなど200種を数え、また、渡り鳥の繁殖地としても知られる。2010年、西湖で絶滅種とみられていた魚「クニマス」が生息していることがわかった。(7月26日,Ratherford Alcock)
参考;宮永孝「富士山に登ったヨーロッパ第1号 オールコック英公使」社会志林51-4,2005年
「富士登山と熱海の硫黄温泉訪問」 オールコック著 露蘭堂 2011年
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コメント
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そうですか。クニマスが生息確認されましたか。
見落としてました。いい話ありがとうございます。
投稿: 根保孝栄・石塚邦男 | 2013年2月23日 (土) 00時11分