忘れられた青春スター五月女マリ
倍賞千恵子といえば寅さんの妹・さくら役で多くのファンをもつ庶民派ナンバーワン・スター「下町の太陽」である。彼女の初期のヒットが橋幸夫と共演した舞妓役である。22歳の頃で美しい。この「舞妓はん」「花の舞妓はん」に仲間の舞妓役で豆太郎・豆奴に扮するのが五月女マリ。1962年から1967年にかけて映画・テレビの青春物やバラエティに数多く出演していた。針金を入れた独特の髪型がトレードマークで、可愛いコメディアンヌ。よくいえば久保純子、悪くいえば沢田雅美に似ている。結婚して引退したのであろうか。
前作「舞妓はん」はオーソドックスなメロドラマだが、「花の舞妓はん」ではロマンチック・コメディの要素をもつ。東京の自動車修理工とのデートのシーン。舞妓の身の上を隠してバイクに相乗りしたりするなど「ローマの休日」風である。劇中、倍賞千恵子と「いつでも夢を」をデュエットしているのもめずらしい。
五月女マリ(右)
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