西洋美術史の導入者・沢木四方吉
沢木四方吉(1886-1930) さわきよもきち。秋田県男鹿市に生れる。1912年ヨーロッパへ留学。西洋美術史を初めてわが国に導入した。病弱のため43歳で没し、その著作は少ない。生前①から③を著わすが、死後弟子たちによって④から⑧まで刊行される。
①美術の都 日本美術学院 1917
②レオナルド・ダ・ヴィンチ その前半生 東光閣書院 1925
③ギリシャ美術概観(大思想エンサイクロぺヂア) 春秋社 1929
④西洋美術史研究 下 ルネサンスの部 岩波書店 1931
⑤西洋美術史研究 上 ギリシャの部 岩波書店 1932
⑥西洋美術史論攷 慶応出版社 1942
⑦ギリシア美術 大丸出版社 1948
⑧美術の都 岩波書店 1964 (岩波文庫1998年)
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