右の語釈は?
映画「舟を編む」で老国語学者松本(加藤剛)が「右の語釈を説明したまえ」という。広辞苑や広辞林は「南に向いた時の西」とある。福武国語辞典は「北を向いたとき、東にあたるほう」とある。三省堂国語辞典は「日の出るほうへ向かって、南のほう」とある。新明解国語辞典は「アナログ時計の文字盤に向かった時に、1時から5時までの表示のある側」とか「明という漢字の月が書かれている側と一致」とユニークな説明をしている。普通は、子どものときに「お箸を持つほうが右、御茶碗が左」と教わるが、左利きの人もいるので辞書の語釈としては不適当。ほかに「時計の3時の短針の方向」などがある。映画の中では「アラビア数字10のゼロが記される側と一致」とあった。
« 10人の官兵衛 | トップページ | 日本人の耳には変に聞こえる名前 »
コメント